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ファーストステップガイド
 セキュリティは完璧に


ウィルスに気を付けて!


大陸の冬は、とてつもなく冷え込みます。日中でもマイナスなのは当たり前、ハルピンの人いわく、凍傷で本当に耳が落ちた人もいるらしい。もし、寒い季節に中国に行く場合は、毛糸の帽子は必須です。インフルエンザの予防もしておいた方がいいです。

そして、中国にネットを繋ぐときも、ウィルス対策が必須です。国内でもアメリカでもトンガでも同じですが、ウィルス対策無しにオンライン状態にするのは、今日ではとても危険な行為です。

特に、Windowsの場合は、ユーザーの数も多いことから、ウィルスの標的になりやすい、というか、ほとんどのウィルスがWindowsを狙っているらしいです。Windows用のセキュリティソフトが多いのはそのためでしょう。

MacやLinuxは、Windowsに比べると、感染する確率は低いらしいですが、しかし油断は禁物ですね。いずれにしろ、自覚的に、なんらかの形で、ウィルス対策を施しておく必要があると思います。



中国にはウィルスが多いのか


残念ですが、中国にはコンピュータウィルスが多い、と言わざるを得ないようです。中国のコンピュータのなんと9割がウィルスに感染している、という話もあります。なんか、信じがたい数字ですけど...

私自身も、かつて何度か、ウィルスの疑いのあるものに出くわしたことがあります。例えば、検索サイト「百度」で検索したMP3ファイルをダウンロードしたとき、そして、「沸点」というネットテレビのソフトをインストールしたとき、この前は、yue365という音楽サイトにアクセスしたときに、ウィルスチェックが反応しました。

もちろんセキュリティソフトを入れていたので、即検出・削除され、無事だったのですが、もし何も対策をしていない場合、「パソコンを購入して、ネットに繋いで、1ヶ月もすれば、何らかのウィルスに感染したコンピュータのできあがり」=9割、といったことになるのでしょう。

中国ソフトマニアに、セキュリティソフトは必須です!

ところで、ウィルスといってもいろいろ種類があり、狭義の「ウィルス」は、他のファイルに寄生するタイプをいいます。最近の流行はどうもこのタイプではなく、「トロイの木馬」ないしは「スパイウェア」と呼ばれるもののようです。これらは、一般のソフトウェアを装って配布され、実行すると、例えば、コンピュータが外部からアクセス可能になり、いろいろな情報が盗み取られてしまう、といったようなことになります。

中国のウィルスに感染して、パスワードなどの情報が悪用する者の手に渡ると、中国で流行っているオンラインゲームやチャットで用いられる仮想マネーが盗まれたり、ネットバンキングの口座からお金が引き出されたり、などといった被害がもたらされるようです。こういった地域密着型の被害には、日本にいる分にはあまり関係ないかもしれません。

しかし、コンピュータ内部の重要なファイル、秘匿のファイルも流出する危険性があります。セキュリティソフトでがっちりガードしたうえで、特に流出したら取り返しのつかないような重要な情報の入ったコンピュータで、これは中国かどうかにかかわらず、ネットにアクセスしないようにするべきでしょう。

とはいっても、インターネットは非常に有用です。中国のウェブサイト、中国のソフトも、たいへん魅力的です。せっかくコンピュータがあるのに、これらを利用しないのはもったいない話ですし、もし中国語を勉強するなら、中国サイト、中国ソフトは格好の教材です。セキュリティは確実にして、もしも万が一の時には、せめてOSの再インストールくらいの被害にとどめられるように、十分対策をして、ぜひ、中国に繋げてみましょう。



セキュリティソフトを導入する


最近は、「総合セキュリティソフト」といったものが主流のようです。これは、ウィルス対策だけでなく、ファイアーウォールや、スパイウェア対策など、いくつかの機能を持ち合わせています。

セキュリティソフトは、パソコン購入時に付いてくることもありますし、すでに持っている方は多いと思います。どれがいい、わるい、というのはよく分かりませんが、中にはある一定期間ごとに、料金を払って更新しなければならないものもあります。お使いのセキュリティソフトが有効かどうか、確認してみてください。

もし、まだ導入していない場合や、期限切れになってしまった場合には、無料で使える総合セキュリティソフトもあります。それは...

キングソフトインターネットセキュリティU

実はこれ、もとは中国ソフトです。「金山软件」という中国の大手ソフトメーカーがあるのですが、ここが、オフィスソフトとセキュリティソフトを携えて、2005年に日本進出を果たしました。そのセキュリティソフトが、“Kingsoft InternetSecurity”です。中国ソフトとしては、由緒あるソフトです。

このソフトのすごいのは、ファイアーウォールやスパイウェア対策も搭載した総合セキュリティソフトでありながら、無料で使えることです。無料なのは広告が表示されるためです(広告がウザい場合は、980円/年、または1980円/無期限で広告無しバージョンにすることもできます)。もちろん、日本向けですので、日本語表示です。それにもしかしたら、中国ソフトなので、他のセキュリティソフトよりも、中国のウィルスに強いかもしれませんね。ということで、おすすめです。

セキュリティソフトを導入したら、次の点を注意してください。
 ☆ リアルタイムウィルスチェックを機能させる。
 ☆ ファイアーウォールを機能させる。
 ☆ セキュリティのレベルは中程度以上に設定する。
 ☆ オンラインアップデートを機能させる。

※ ファイアーウォールが稼働していると、ネットへのアクセスを行うソフトのインストールや起動の際に、それを許可するかどうか確認を求められます。ネットにアクセスするのがどのプログラムか確認して、大丈夫そうなら許可します。



より万全に!


万が一、ウィルスがセキュリティソフトをくぐり抜けた場合に備えて、個人情報など、外部に漏れると一大事の情報は、パソコン内に保存しないようにしましょう。また、重要なファイルはこまめにバックアップをとっておくと、OS再セットアップの必要が生じたときにも安心です。

まあ、どれもこれもウィルスというわけではないので、お気楽に。




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by K.Onzuka 2008-