中国との出会いはQQとの出会い

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私が初めて中国を訪ねたのは2005年の夏でした。奇岩で有名な阳朔という町で、地元の青年らと仲良くなったのですが、彼らはチューチューがどうこう、と言っていました。ネットカフェで見せてもらうと、どうやらIM（インスタントメッセンジャー）ソフトの一種のようでした。日本では使えないだろうと、そのときは特に興味を持たなかったのですが．．．

それから１年後、再び中国に行く機会がありました。ここでもまた、チューチューの番号を持っているか、などと方々でたずねられました。中国に蔓延するチューチュー．．．どうやらもう、チューチューを避けて通ることはできないようです。

チューチューは、正式には“QQ”といいます。ペンギンのマスコットがかわいいです。ペンギンは中国語で企鹅(qi'e)というらしいのですが、したがって、QQ、また、qi'e qi'e でチューチューと聞こえたのでしょう。おばけのQ太郎に似ているので、日本人でもすんなり馴染めますね。

なんて、どうでもいいですけど、このIMソフトQQの、中国での普及度は相当なものです。ネットカフェのパソコンには100%、QQが入っています。ネットカフェはかなりの田舎町にもあり若者のたまり場になっていて、中国のネット普及率は結構高いと感じますが、そんなネット人口のほとんどはQQユーザーだと言ってもいいような気がします。日本では、ネットでのコミュニケーション方法として、Ｅメールから始めるのが一般的ですが、それが中国ではQQのようなのです。Ｅメールアドレスが無くても、QQアカウントを持っている人が多いです。

では、善は急げ、13億人の常識のQQを、さっそく始めてみましょう。

QQ番号を取得する

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QQを利用するには、QQのアカウントと、IMソフトQQが必要です。まずはアカウントを取得しましょう。

QQのアカウントは、すべて番号からなり、アルファベットや記号は使えません。したがって、QQ番号（QQ号码）と呼ばれています。

では、次のサイトを開いてください。QQの生みの親、腾讯のポータルサイト、“腾讯网”です。

＞＞腾讯网

たくさん項目があって分かりづらいですが、検索ボックスの下あたりに、“号码”という文字があると思いますので、これをクリックします。

ずらーと番号が並んだページに移ります。しかしこれらの番号は、語呂が良かったり、自分の携帯の番号を使ったり、つまりプレミアムな番号で、お金がかかります。日本からこれらの番号を買うのは難しいので、ここでは無料で取れる番号を取得します。

ページのどこかに、「申请免费号码」とありますので、そこをクリックします。

パソコンまたは携帯電話から申請できるようです。

日本からだと、携帯電話での申請は無理なので、パソコンからの申請、「网页免费申请」をクリックします。

次のページ、「QQ号码」をクリックします。

登録フォームが開いたら、必要事項を入力していきます。

まず、「您的基本信息」より。「昵称」は、QQ上で使用するニックネームです。半角なら12文字、全角なら６文字までです。日本語もＯＫみたいです。そして年齢を記入します。

「为您的号码设置一个密码」では、パスワードを設定します。６文字以上16文字以下の半角英数で決めます。大文字と小文字は区別されます。数字だけの９文字以下のパスワードは受け付けません。 上下とも同じパスワードを入力します。入力間違いがないか、のチェックです。

「您所在的地区」では、住所情報を入力します。といっても、中国外の場合は、国名だけでＯＫです。もちろん、市町村名等入れてもＯＫです。「国家」フォームのプルダウンで「其它国家和地区」を選び、その下のフォームに「日本」と記入します。

「设置机密问题」では、秘密の問題と解答を三つ設定します。もちろんでたらめな回答でいいのですが、この後、番号取得前に尋ねられるので、しっかり覚えておいてください。ここで、「格式」とあるところに注意してください。“1-9字の中文（中国語）または、2-38字の英文”とか“YYYYMMDD（西暦年月日）”などとあります。そして、Eメールアドレスの入力項目がありますが、これは必須ではありません。

「验证您的注册」では、画像として見えた英数字をフォームに入力してください。

「相关服务条款」では、「我同意以下条款」にチェックを入れ、いちばん下の、「下一步」をクリックします。

新しいページが開きます。

先ほど設定した、秘密の答えを尋ねられます。入力したら、「下一步」をクリックします。

新しいページが開きます。

無事番号を取得できました。この番号は、他にメールなどで送られてきていませんので、ここで表示されたものをしっかりメモしておいてください。パスワードも忘れないように！

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