笔划输入法とは

笔划输入法は、漢字の筆画を書き順通りに入力し、目的の漢字を表す方法です。漢字の読み方を知らなくても入力できるので、ピンイン入力の際の補助として有用でしょう。また、中国の携帯電話での输入法としても利用されています。ただし、キーを打つ回数が多くなってしまうので、これをメインに使うのではなく、飽くまでピンイン入力で読み方がわからない漢字があった場合に利用するのがよいと思います。

笔划输入法で用いる筆画には、次の５種類があります。

	名称	代表	例
１	横	一	一（よこ）、（右はね）
２	竖	丨	丨（たて）、亅（左はね）
３	撇	丿	丿（左はらい）
４	点または捺	丶	丶（てん）、乀（右はらい）
５	折	乙	乙、乚、フ、ﾚ、など、“おれ”のあるもの

例えば、“笔”という字は、次のように構成します。
丿 ＋ 一 ＋ 丶 ＋ 丿 ＋ 一 ＋ 丶 ＋ 丿 ＋ 一 ＋ 一 ＋ 乙
６画目は撇じゃないのか、というツッコミもあり得ますが、どうやら点のようです。こういうのは慣れるしかないですね．．．

拼音加加・谷歌拼音输入法で笔划输入

ここで紹介した拼音输入法のなかでは、拼音加加と谷歌拼音输入法に、笔划输入の機能が付いています。

拼音加加では［i］キー、谷歌拼音输入法では［u］キーを押すと笔划输入に切り替わります。

それぞれの筆画は、次のキーに配置されます。これは拼音加加、谷歌拼音输入法に共通です。

［i］キーまたは［u］キーを押したあとに続けて、書き順通りに筆画を入力します。

ピンインも表示されるところが親切ですね。

馴れてくれば、結構“使える”機能だと思います。この後、笔划输入法をもっと複雑にしたような、五笔输入法をご紹介しようと思いますが、もうしばらくお待ちください。勉強中です。